アマゾネス決起会ＩＮ池袋～あいつのギシアンを夜に聞いたせいです。こんな心～後編

ガチャーーーン





グラスとグラスが触れ合うこの儀式は、戦闘開始の狼煙として、古から脈々と受け継がれる由緒正しき儀式。その名を「乾杯」と呼ぶ。例えば、キックオフの合図であるホイッスル、ニャンニャンの為の前戯、ＭＴＧでいうところのマリガン判断。戦闘開始の狼煙は数多とあるが、決起会では乾杯がそれにあたる。



狼煙が一度あがったなら、その戦闘から逃げ出すことはできない。いつだってボス戦。覚悟を決め、ただレッドゾーンめがけて自分をタップするだけ。突然だが、あなたはＭＴＧではクリーチャーをどこに配置するだろう。土地より前、土地より後ろ？当然ＭＴＧでは前に配置しようが後ろに配置しようが全然重要ではない。






だが、決起会は別！！



自分と言うクリーチャーを、どこに配置するかで戦局はガラっと変わってしまう。陣形を制する者がこの決起会を制するッ！「そこに座るのはおーれーなーーーの・・・」









「目標はトリンケットメイジ、視界良好です！」



よろしい、ならば戦闘だ！








さっそく陣形を説明しよう。私達はＺ戦士の中でも非力なエアマスを守る形、インペリアルクロスでアマゾネスを迎え撃つッ！両サイドは幹事である私と、戦闘力が高そうなギルッちゃんで挟み、その中を、爆弾岩オルツ君、常識人タレネコさんで固める。そして、真ん中にエアマス。これなら空気と呼ばれたエアマスでも充分に力が出せると判断した。



対するアマゾネス軍は、私の隣に愛するポケモン、ベロリンガちゃん。そしてメリーラちゃん、カビゴン、誘惑蒔き子、接合者先輩、ポッポの陣形。文字だけではイメージがつかめない方の為に簡単な図で説明しよう。



それがこちらだ。










おっぱい　　　人

おっぱい　　　人

巨乳　　　　　空気

おっぱい　　 巨人

おっぱい　　　人

巨乳




物質と空気が結びつくことを酸化と言います。



そして、人とおっぱいが結びつくことをギシアンと言います。この性的行為が、ある条件で起こるときに音と光を発します。このとき私たちが感じる音と光の正体が、あの名作ＲＰＧ「アークザラッド」です。音と光のＲＰＧアークザラッドは、彼氏や彼女のような固定の関係を持ったギシアンではなく、一夜限りの愛と感動が反応して音と光を出している“現象”なのです。



陣形も無事に決定したし戦闘態勢は万全。彼女候補、アークザラッド、トリンケットメイジと、各自が目指すものは違えどＺ戦士の気持ちはひとつ！気持ちを昇華させるように乾杯する。それにしても一口目のアルコールは美味しすぎる。ゴクリ、ゴクリと熱いカラダに染み渡る。そのまま隣のアマゾネスに触れてしまいたくなるくらいだ。



そんなことを考えちゃうくらいに、このビアガーデンは開放的なのだ。言うても隣はベロリンガなんですけど。人間じゃなくてポケモンなんですけど。そして、乾杯が終わったらすかさずコンバット発生。みなさんご存知、「自己紹介」である。






もちろん、自己紹介するに決まっている！



ただ、タイミングが難しい。自己紹介導入の仕方が。ここをしくじると今まで積み重ねてきたトリンケット探しが総て水泡。独楽への道を失ってしまう。気付かれたらダメッ、自分たちのデザイア（欲望）のストーム数をッ！その数をアマゾネスが気付いたら、アドレス帳の扉は閉ざされてしまう。となれば聞き出すことはもう不可能。だからこそ機をうかがう！






オルツ君＆タレネコさん「早く自己紹介しようよー」



オルツクン、タレネコサン……






『私の計画がああああああああああああああああああああああ。
早く自己紹介しろーーーーーーーーー！どうなっても知らんぞーーーーーッ！！』




し…仕方ない……メリーラちゃんから自己紹介してもらおう。メリーラちゃんは癒し系、ポケモンとクリーチャーが入り混じり、荒廃した決起会を癒すクリーチャー。
定番の質問、芸能人で誰に似てる？って質問には「黒木メイサに似てるって言われます♪」って、照れながら答えてくれる。そんな話を隣で聞いていたベロリンガちゃんは、何を思ったのか「加藤メイサですね」とドヤ顔。



いや、黒木メイサって言ってるだろ。かしこさ足りないのか？わざマシンで頭いっぱいか？どうやら、加藤ローサと黒木メイサをごちゃまぜにして覚えてるようだ。名前がカタカナなら統一ですか？エキサイティンされたほうが加藤ローサだ、覚えておけ！カタカナのシンクロ融合を発動させたベロリンガちゃんのおかげで、メリーラちゃんは加藤メイサと呼ばれることに。



順調にカビゴンちゃん、接合者先輩、蒔き子、ポッポと終了し、続いて男性陣の自己紹介タイム。まずはギルっちゃんから自己紹介が始まるも、男の自己紹介など聞いてられるかッ！私は誘惑蒔き子のおっぱいが何カップか、隣のベロリンガちゃんと熱く語っていた。そのときの様子は、闇の腹心のイラストそのまま。あの構図を想像していただければバッチリである。ベロリンガちゃんはあれくらいデカい。おっぱいもデカい。



確かにギルス君とは喋るの初めてだったさ。常識人＆紳士としては、初対面の人間の自己紹介はとにかく聞くべきだ、それが男の自己紹介であっても。しかし、私達には強いつながりがある。ＭＴＧ。そうだ、マジックザギャザリングでつながっている。ここさえ押さえておけば充分だろ！



デュエリストに言葉は不要だ。自己紹介聞く必要なしッ！





ところで、このビアガーデン。決起会にかなりオススメできるお店となっている。飲み放題だったのだが、全ての飲み物を自分で注ぎに行くスタイル。こういうところでも、プレイングは重要だ。



よくやってしまいがちなのはコレ
「なに飲む？注いできてあげるよ」



出たよ、チャンプアタック。これなんか下の下の代表。優しさ出せば、トリンケットが見つかるとでも思ってるのか。ビアガーデンだぞ、自分でアルコールを注ぐスタイルだぞ。地の利を生かすプレイングをするんだ。できるかどうかじゃない！やるんだッ！トリンケットを見つけなくてどうするッ…！注ぎ込めッ！！





私の推奨プレイングはこちらだ。
「次なに飲む？一緒に注ぎに行こう」



このプレイングでガラっと変わる。まず、決起会という大勢がいる空間から、ビールサーバーまでの行き帰り、１対１の空間を作り出すことができる。これは、他の男に邪魔されないってのも大きいが、他のアマゾネスの視線がない点もグッド。よく言われる個人的聖域/Personal Sanctuaryプレイングである。



トリンケット探しの為、全員とサンクチュアリしたのだが誘惑蒔き子が大胆。何故かおっぱいの話になったので軽く、ほんとに軽～く質問してみた。






『ベロリンガが、蒔き子はＦカップくらいって言ってたけど、
実際Ｅカップくらいしかないでしょ？』





「わたし、Ｆカップですよ♪」





グラスもってイ゛ェェェェェェェェェ！！！ってなりましてね。まさかＦカップあるのかよ。私の、ＡＶとグラビアで鍛えた心眼を持ってしても見誤るとは…二次元と三次元の違いか。いつも二次元しか見てないからね！



巨乳（Fカップ）＋低身長＋男が喜ぶしぐさ。



どこの最終兵器ですか？低身長から繰り出される下から見上げるしぐさで、みんな堕ちていくんだろうなあと考えたり。私は大丈夫ですよ、蒔き子と同じくらい低身長なんで効きません！反対にこっちが見上げてやろうかしらッ。プロテクション（誘惑）は伊達じゃないッ！



そんな誘惑蒔き子のテンプテーションにかかった男がひとり…





「ギルっちゃん」



気付いたら陣形が変更されておる。誘惑蒔き子の隣をギルッちゃんが陣取ってるではないか！こっちがサンクチュアリなら、そっちは陣形変更ッスか。やるじゃない。だが、気を付けるんだな。誘惑蒔き子は、男が寄ってくることを自分でわかっているクリーチャー。操られてるのはギルっちゃん、君のほうだ。



それより、ベロリンガちゃんとカビゴンちゃんだよ。キャワイイネえええええええええ。
ほ～～ら、モンスタボールだよ☆そのおっぱいに……ボコォッーーーー！！
もういっぱああああああああああああつッ！！




そして陣形変更のあおりを喰らった男がひとりたたずむ。インペリアルクロス崩壊。みなさんおわかりと思うが、安定のエアマスさんである。ザ・空気ッ！楽しいのか楽しくないのかわからん顔するなーーーーーーッ！！こっちまで悲しくなってくるだろ。それに、ドラフトのときのほうが喋るって状態をやめるんだ。前回の決起会を、ノーカウント！って言い放ったお前に、私が針刺しそうだよ！



やっと喋ったと思ったら。



「あの店員さん可愛い！」






エアマーーーーーースッ！！


決起会に来てくれたアマゾネス達を前になんつーことを言うんや。
ビアガーデンと言う名の墓地に、こいつを置いて帰ろうと思いました。
そのまま刹那で根絶もサービスだ。




そうこうしている内に、ビアガーデンの時間が終了。プルコギも食べたし、アルコールも摂取した。あとはトリンケットを確保するだけだ。その為にはもう少しだけ時間が必要だと考え、IWGPにて。おっと失礼、池袋西口公園にてみんなでアイスを食べることに。



ビアガーデンではタレネコさんが、多目にお金を出してくれたので、アイスは私がごちそうしよう。各自、好きなアイスをかごへ放り込め。そしてカゴを見てみると一際輝くアイスクリーム、ハーゲンダッツが２個入ってるではないか！！



ハーゲン様はアイス界の王。王の中の王、キングオブキングス。1日の中で活躍した人間しか口にすることを許されないアイスクリーム。それをこの時と場所で投入してくるとは、よほど今日の決起会で活躍した人間と見える。



みんな自分が投入したアイスを手に取っていく。アマゾネスには全員配り終えた。が！まだ、ハーゲンダッツは２個とも袋の中。そしてZ戦士達もアイスを取っていく、ひとつめのハーゲンはオルツ君。確かに爆発しないようにしてたし、アマゾネスからも「沈黙にならないようにオルツさんは話してくれてました」と高評価。



じゃあ、もうひとつのハーゲン様は……



まさか……












エアマス！



何味かはともかく理由（わけ）を言えーーーーーーーーーッ！！









一番活躍してないエアマスが、ハーゲン様を選んだりとあったが、アイスタイムのおかげで無事にトリンケットメイジも見付けることができた。あとは独楽をサーチして頂くだけである。エアマスさんは空気。オルツ君は爆発せず、タレネコさんはポッポ達と上手く話してくれたり。ギルっちゃんは蒔き子に誘惑されと色々あったが、みんなに楽しんでもらえたはず。



参加して頂いたみんなには感謝ですわ。




そして解散。



みんなが改札をくぐっていく中で、くぐらない男とアマゾネス。



ギルっちゃんと蒔き子であった。西口のほうへと向かうふたりの距離感は異常に近く、なんだか肩のあたりがいやらしい。アレはもしやすると…



「アークザラッド」発動ッ！？



音と光、発生させちゃうか！




これから朝まで、ふたりだけのＲＰＧを紡ぎだすのだろう。それがどんなに過酷な運命だったとしても。我々は祝福しようではないか、闇へと歩き出したふたりのギシアンを……









　　　　　　
　　　　　　　完




















これで終わるわけないだるぉおおがあああああ！！！




家路についた私を待っていたのは、布団のぬくもりでも、あたたかい牛乳でもなかった。待っていたのは真髄の針ッ！ベロリンガちゃんと接合者先輩からの真髄の針ッ！！とにかく、ギルっちゃんのアークザラッド発動に突き刺さる針。



もうね、持てる限りの力を振り絞りフォローにフォローを重ねる。ギシアンしてるって考えるから良くない方向にいっちゃうんだ。ギルっちゃんは、モンスターボール（Ｄカップ）やハイパーボール（Ｅカップ）では満足できない息子だったんだよ。マスターボールと言う名のＦカップを使いたかったんだろう。高ければ高い壁のほうが、登った時気持ちいいもんな♪って尊敬する歌手もおっしゃってるし。



これで針はカウンターできる、絶対！







「わからんのか？イレギュラーなんだよ、やりすぎたんだおまえはな！」







普通に無理でしたああああああああああああああああ。ビアガーデンメンバーでの次回以降の飲み会は、ギルっちゃん呼べなくなりました。けど、いいよね！昨晩は誘惑蒔き子とお楽しみでしたし。Ｆカップを手に入れる為には代償を払う。これすなわち、等価交換の法則。わお！錬金術！！



そして、ついでのように挙げられるエアマス。「わたしの問いに対して、普通って答えやがってエアーがッ！！」と、そりゃもうお怒りでした。当然のように真髄の針が刺さる。いやあ、カウンターしようと思ってたよ。けどさ、ギルっちゃんのでマナ使っちゃってさ☆流行りのファイレクシアマナ使えばよかったけど傷つくの嫌やん？私は無傷で明日を迎えたいッ！



哀戦士達よ、君達のことは忘れない。



あいつのギシアンを夜に聴いたせいです、こんな心……















次回決起会予告


８月２１日　（仮）焼肉好きなの♪網へ向かって投げろ、ブライオン！


９月初旬　（仮）舞い降りる悪斬の天使。
　　　　　　　

１０月２日　（仮）バーベキューって串状の武器みたいなのとトングの二択



まずは再来週に一回決定していて、そして９月にまた決起会予定。今まで生きてきた中で１、２を争うくらいに可愛いアマゾネスを召喚中。去年、松尾半と突撃したバーベキューでっ知り合ったのだが、あの松尾半も「確かに１、２を争うカワイさ。ヨダレずびッ！」って言ってたし相当な戦闘力、まさに悪斬の天使。


１０月は場所と相手のアマゾネスだけ予約済み。バーベキューってあの串状の武器がすごい活躍すると思うんです。トングなんて古代兵器ですよ。



相互リンクしてる方なら誰でもウェルカム。


存分にアマゾネスと戦い続けてください……！


その姿を心から…
応援するものです…！





Ｚ戦士募集要項やら悪斬の天使との出会い、バーベキューの魅力については明日。







あいつのギシアンを夜に聴いたせいです、こんな心……










　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　←To　Be　Continued